【専門家監修】妊活妊娠には葉酸サプリメント!その理由とおすすめ5選

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ヘルスケア

助産師・浅井貴子先生による監修記事です。

妊活中も妊娠してからも気になるのは、赤ちゃんが元気に育ってくれるための体づくり。そのためにまず、食事の栄養バランスを見直す人がほとんどではないでしょうか?
健やかな体を作って保つために必要な栄養素は多種多様。そのなかでも、妊娠妊活のためにとくに摂取を推奨されるのが葉酸です。
葉酸は食事だけでなくサプリメントでも摂取することを推奨されていますが、それはどうしてなのでしょうか?そして、どのようにサプリメントを選ぶのが良いのでしょうか?

本記事で詳しく解説いたします。

まず葉酸の役割って?

葉酸はビタミンB群の一種で、細胞の分裂や増殖を助ける働きを持ちます。そのため、とくに妊娠超初期においての胎児の成長に必要不可欠とされます。
それだけではありません。葉酸をしっかりと摂取することにより、神経管閉鎖障害という先天性疾患の発症リスクを大幅に減らせることが医学的に判明しており、それを受けて厚生労働省からも妊娠を希望する、または妊娠している女性は積極的に葉酸を摂ることを推奨しています。

神経管閉鎖障害とは、妊娠4~5週ごろに形成される神経管(脳や脊髄のもとになる部分)の異常により、無脳症や二分脊椎などといった流産や死産へ繋がる重篤な病気です。
また、鉄分を摂っていても葉酸が不足していると、巨赤芽球性貧血というビタミン欠乏性貧血になってしまうとされます。

葉酸を摂取することでそれらの発症の可能性を大幅に減らせるなら、是非しっかり摂るようにしたいですよね。

(参考)葉酸| CDC

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葉酸をサプリメントで摂ったほうがいい理由

そんな葉酸ですが、厚生労働省の呼びかけをはじめとして、食品よりサプリメントでの摂取を推奨されることが多いのが事実。
確かにサプリメントは足りない栄養素を補ってくれる便利な存在ですが、普通はまず、「必要な栄養素はバランスの良い食事から摂りましょう」と言われるのが定番ですよね。
なぜ、葉酸はサプリメントでの摂取が強く推奨されるのでしょうか?

葉酸は食品から安定して摂取しにくい!

その理由は、食事で必要量を摂ることが難しいから。

葉酸は鉄分やカルシウムとともに、非妊娠時でも不足しがちな栄養素です。妊活妊娠中は、非妊娠時よりさらに多くの葉酸摂取するよう推奨されています。

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鉄分やカルシウム不足は意識されやすく、どういった食品に多く含まれているかある程度知っている人は多いと思いますが、それと比較すると、葉酸を豊富に含んでいる食品を聞かれて即答できる人は少ないのではないでしょうか。

ここで、実際に葉酸を多く含む食品を見てみましょう。

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まず目を引くのがレバー類。
しかし、レバーにはレチノールというビタミンAも大量に含まれています。レチノールは継続的に過剰摂取することで胎児の発育異常が発生する可能性が高まってしまうため、妊娠中は毎日食べるべきではないとされています。

参考:日本食品標準成分表 PDF(日本語版):文部科学省

サプリメントだと吸収率の高い葉酸を摂取できる!

レバー以外の食品から毎日葉酸を補おうと思うと、かなり大変ですよね。
さらに、葉酸そのものの性質にも落とし穴があります。

食品に含まれる天然葉酸は、熱や光に弱いボリグルタミン酸型というタイプのもので、その吸収率は50%程度とされています。
食事から摂取しようとしても調理から吸収までの過程で約半分の葉酸が壊れてしまうということなので、それを踏まえて調理するとなるとかなりの量の食材を用意しなくてはいけませんし、手間もかかりますよね。
葉酸は水溶性なので、排出されやすいという特性もあります。

サプリメントの場合、モノグルタミン酸型という合成葉酸を配合しており、その吸収率は約85%。天然葉酸とは段違いの吸収率なので、効率的に葉酸を摂取することができます。
「合成」とつくと身構えてしまいますが、食品から抽出した天然葉酸をモノグルタミン酸型へ合成しているという意味なので、不安に思うことはありません。

これらの理由により、葉酸はサプリメントでの摂取が推奨されているのです。
では、多種多様な葉酸サプリメントのなかから、どんなものを選べば良いのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

葉酸サプリメントの選び方

ただ葉酸配合のサプリメントならなんでも良いのではなく、下記の条件を満たしている商品を選ぶのが良いでしょう。

飲みやすいかどうか

いくら手軽に栄養を摂れるとはいえ、錠剤が大きなものや数をたくさん飲まなくてはいけないタイプは継続しにくいですよね。
つわりがあるときにも飲みやすいように、錠剤の形状や大きさが控えめなものを選ぶと良いでしょう。

葉酸以外にも栄養素を含んでいるか

葉酸だけでなく、現代人はほかのビタミンやミネラルも不足しがちです。妊活中妊娠中はとくに気をつけたいもの。
マルチタイプのサプリメントを選ぶことで、あれこれサプリメントを揃えずに済むため続けやすく、経済的です。
鉄や亜鉛、ビタミンCなどが入っているものも出ているので、上手に活用してみましょう。

公的試験や品質試験をクリアしているか

自身と赤ちゃんのために摂取するものだから、安全性は重要視したいところ。
残留農薬試験や放射能検査などをパスしている旨が明記されているものを選ぶと安心です。

国内のGMP認定または同等の基準の工場で生産しているか

材料の品質だけでなく、製造過程の安全性も気になります。
GMPとは「適正製造規範」を意味し、原料の受け入れから製品の出荷に至るまでのすべての工程において組織や作業が適切に管理され、製品の品質を安全の確保を図ることができていると評価された工場を、日本健康・栄養食品協会がGMP認定工場として認証しています。
GMP認定を受けているか、同等以上の基準をクリアしている工場で製造している旨を明記していることを確認しましょう。

おすすめの葉酸サプリメント4選

上記の条件を軸に、安心しながら継続して飲める葉酸サプリメントとして4つの製品を選んでみました。
これから葉酸サプリの摂取をしたいと考えている人はもちろん、今葉酸サプリを利用している人も、どんな違いがあるのか目を通して参考にしてみてくださいね。

おすすめ1:プレミン

妊活~妊娠初期、妊娠16週~出産、授乳期の3つの時期に合わせた配合での展開が特徴のプレミン。
厚生省は妊娠期や授乳期によりそれぞれ異なる葉酸の推奨摂取量を発表していますが、シリーズからそのときに合ったものをチョイスし普段の食事とともに利用することで、適正な摂取量を自然に達成することができます。
ミネラルやビタミンなどもバランス良く配合されており、美容成分は逆に含まれておらずシンプルに栄養補助として手に取りやすいサプリメントです。男性向けも用意されていますよ。
とにかく品質を重視して原材料や安全性試験に力を入れていることもあり、開封済みでも25日間の全額返金保証に応じ、定期購入に回数縛りを設けていないのも自信の表れと言えるでしょう。

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おすすめ2:mamanic(ママニック)

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配合されている成分はなんと40種類以上。葉酸を中心に、日頃から不足しがちな基礎栄養素をアンケートに基づいて配合しています。そのため妊娠中はもちろんのこと、妊活のための体づくりに役立てるために手に取る人も多い製品です。乳酸菌や美容成分が配合されているのも嬉しいですね。もちろん無添加です。
必要な成分を必要な分だけ配合することにこだわって作られており、日常での摂取量も考慮して調整されているので食事とのバランスや過剰摂取が心配な方にもおすすめです。 
初回に大幅な値引きが適用される定期便コースに加え、まとめ買い割引などが用意されているのはもちろんのこと、もし合わないと感じたときのために15日間全額返金保証システムを導入しているので試しやすいですね。

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おすすめ3:ベルタ葉酸サプリ

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商品開発に妊娠経験のある女性が携わることで、妊活中・妊娠中の人向けに特化して作られたサプリメントです。
そのため、葉酸が配合されているのではなく、鉄分・カルシウムはもちろんのこと他のビタミンやミネラル、さらには5種類の美容成分まで配合されているのが非常に嬉しいポイント。複数のサプリメントを購入して揃えるより経済的なのではないでしょうか。
定期便コースであれば初回は66%もの割引がされるのでさらにお得です。
妊活妊娠をきっかけに葉酸サプリメントを取り入れてみたいという人にもおすすめです。

ベルタ葉酸サプリ 公式サイトへ

おすすめ4:mitete(ミテテ)

mitete

葉酸はもちろんのことカルシウムや鉄も配合されており、数々の試験合格証を公開するなど品質管理に力を入れているにも関わらず低コストで継続できるのがなによりの魅力。
製造から販売まで自社で行うことにより、流通にかかるコストをカットしているため高いコストパフォーマンスを維持できているとのこと。コスパの良さで選ぶなら断然miteteです。
粒の大きさも配慮されているのはもちろんのこと、原材料と出来上がった粒にコーティングを施すことで匂いを抑えてあり、嗅覚が敏感になっている妊娠中も飲みやすいように作られています。
まとめて購入すると割引されるシステムなので、買い置きを併せて購入しておくのがお得です。

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注目の「妊活サプリメント」

母子の健康のために、質の良い葉酸サプリを利用することは常識となりつつありますが、妊活に特化した通称「妊活サプリ」というものもあります。
葉酸はもちろんのこと、妊活に特に良いとされる各種ビタミン・ミネラル、ホルモンやエネルギーに効果があるとされるマカなどが配合されており、妊娠を希望する夫婦で摂取するのがおすすめです。
これから妊娠を計画しているという人は、前述の葉酸サプリだけでなく妊活サプリも是非候補に入れてみてくださいね。

妊活サプリのおすすめ:makana(マカナ)

makana

妊活サプリの中で特に注目されているのがマカナ。妊活専門の管理栄養士によって選び抜かれて配合された成分はなんと90種類以上。葉酸をはじめとする妊活に良いとされる成分だけでなく、普段の食生活では不足しがちな栄養素も含まれているため、サプリメントをあれこれ飲まずこれひとつで済む「オールインワン妊活サプリ」として設計されています。
高品質な日本産マカを使用するなど質も良く、無添加、GMP認定工場製造など気になる基本条件もクリアしており、不妊クリニックでも採用されている製品です。
購入特典として、不妊カウンセラーとの電話相談や管理栄養士による指導などのサービスが得られるのも心強くて嬉しいですよね。
回数縛りのない定期便コースが用意されており、夫婦2人分申し込むとさらにお得に購入することができます。男性の妊活サプリメントとしても効果が期待できるので、是非夫婦で試してみましょう。

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注意点

サプリメントを活用することで、便利に、手軽に葉酸を摂取できるため、これから妊娠を計画している人も妊娠が判明した人も、積極的に取り入れたほうが良いでしょう。

しかしその反面、手軽に摂取できる分だけ摂り過ぎには注意しなくてはいけません。
葉酸の摂取上限値は1日あたり1mg。食品からであればそうそう達することはありませんが、サプリメントであれば多量に摂取することで簡単に達成することができてしまいます。
葉酸は過剰摂取分が排出されやすい栄養素ですが、過剰摂取を続けると葉酸過敏症(発熱、蕁麻疹、紅斑など)の発症やビタミンB12欠乏症を見落としやすくなるなどのリスクが出てしまいます。

どんな栄養も、飲めば飲むほど効果的!というわけではありません。適量を守り、自身と赤ちゃんの健康に役立てましょう。

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まとめ

母親や胎児だけでなく、男性の正常な精子の生成にも効果があるとされる葉酸。妊娠後の女性だけでなく、妊娠を希望する段階から夫婦揃ってサプリメントを取り入れるのがおすすめです。
また授乳後も、妊娠を希望しない女性も、男性も、すべての人にとって常に葉酸は必要な栄養素です。ビタミンB6とともに、心臓発作のリスクを下げる効果も報告されており、貧血気味、疲れやすい人などにはとくに摂取すると良いとされます。
手軽な葉酸サプリメントを生活に取り入れて、健康のために役立てましょう!

専門家コメント
葉酸は妊娠4~5週という生理が遅れてきた頃に一番必要な栄養素なのですが、妊娠の自覚がない人も多くいます。成人した妊娠の可能性があるすべての女性が摂って欲しい栄養素です。
私は毎朝の青汁を飲むのが習慣になっています。自分で摂取しやすい習慣になるとよいですね。

【監修】浅井貴子 先生

浅井 貴子(あさい たかこ)東京都在住フリーランス助産師 大学病院、未熟児センター勤務ののちフリーランスとして活躍。現在近隣の行政で、母親学級、育児相談、年...

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