妊娠してもサロペットでおしゃれを楽しむ!マタニティウェアとしてのサロペット考察

saloppette
ファッション

「妊娠したからといっておしゃれを諦めるのはちょっと…」「外出するとき、マタニティでも楽でおしゃれなアイテムってないの?」
そこでおしゃれも楽さも両立できるアイテムとしておすすめしたいのがサロペット。おしゃれなアイテムとして定番化しつつあるサロペットですが、妊娠中にも活用できるアイテムなんですよ。

サロペットのもともとの意味

サロペット(saloppette)はフランス語で「汚れた」と言う意味の派生語。つまり、屋外で働く肉体労働者向けに作られたアイテムであることがわかります。時を経て、それがだんだんと形とイメージを変えていき今の「サロペット」として定着しています。
成り立ちとしてはジーンズに近いですね。ジーンズももともとは炭鉱労働者のために作られた丈夫で頑丈な作業着でした。その動きやすさ、ファッション性、機能性にファッション界が注目し、今や王道とも言える地位を築いています。

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オーバーオールとサロペットの2つの違い

オーバーオールとよく混同されるサロペットですが、以下の2つの違いがあります。

違い1:バリエーション

オーバーオールは原則デニム生地とされますが、サロペットはカラーバリエーションや生地の種類も豊富です。そのため、妊娠中の人や育児中の人にもうれしい伸縮性がありやわらかな素材を用いたものが多くなっています。
その由来からか従来は男性向けのものでしたが、最近は子ども向け、女性向けのものが多く出ています。

違い2:形状

オーバーオールとサロペット。形状がよく似ていますが以下のような違いがあります。

〈オーバーオール〉
→オーバー=覆う、オール=すべてを、の名前にある通り、腕以外の上半身もすっぽり覆い下半身全体もカバーしてくれるのがオーバーオールです。胸元まで隠れるものが多く、背中も全体的に隠れるようになります。サロペットよりもポケットが大きかったり数が多かったりするのが特徴です。
ぴったりサイズで着るよりも少しゆるく着るスタイルが多いため、一般的なワンピースなどよりも大きめ、太めに作られていることが多くあります。

〈サロペット〉
→オーバーオールと違い、背中が開いており、ベルトや布地でクロスになっていることが多くあります。オーバーオールよりゆったり目に着られるものが多くデザイン性に富んだ物が多いのも特徴。

オーバーオールは体全体をしっかりと覆い守ってくれるもの、サロペットは背中や胸元などが開いており自由度の高いものが多くゆったりと部屋着などでも着やすいものと覚えておくといいかもしれません。

一般用サロペットとマタニティ用サロペットのメリット・デメリット

さて、オーバーオールによく似たサロペットですが、最近はマタニティウェアとして活用されることも多くなっています。マタニティ用ではないサロペットもありますし、マタニティ用として販売されているのもあります。自身の体型や妊娠時期によって選んでみるのもいいかも知れません。
一般用のサロペットとマタニティウェア用のサロペット、妊婦が利用する際のそれぞれのメリット・デメリットをまとめていきましょう。

一般用サロペット

  • メリット
    マタニティ向けに作られていないサロペットはそのデザイン性や形状の自由度が高いというのがメリットの一つと言えるでしょう。オーバーオールやオールインワンのように体全体を包むものではありませんので、春秋冬時季にアウターと組み合わせやすいのも特徴。フォーマルで使えるシックなデザインから目が覚めるようなビビッドカラーや柄物まで豊富に取り揃えられています。
    また、妊娠期だけではなく、産後も着用できるのが大きなメリットですね。種類が豊富で安価な商品が見つけやすいのも特徴です。
  • デメリット
    最近はサロペットも細身のものが増えてきています。妊娠後期には使いづらいのがデメリットと言えます。細身の人だと妊娠後期まで一般用サロペットを利用される場合もあるようですが、極稀でしょう。器用な人だと、一般用のサロペットを購入しマタニティ用に改造する場合もあるようです。

マタニティ向けサロペット

  • メリット
    妊娠初期から後期までずっと着られるようにサイズが調整できるものが一般的です。サスペンダーやベルトのサイズ変更も簡単にでき、ウエスト周りも幅広く調整できるものが多く使いやすいでしょう。
    また、ポケットも妊娠出産時にちょっとした小物を入れておくために使いやすく設計されているものが多くなっているようです。生地や形も妊娠中の体にとってやさしいものが多くなっています。
  • デメリット
    マタニティ用のサロペットは機能性が高い反面、特に実店舗で販売されているものは一般のサロペットと比べるとおしゃれなものが見つけにくいというデメリットがあります。これはおしゃれに敏感な女性にとってはマイナス点。できるだけ種類豊富なインターネット通販などを利用してみるといいでしょう。

マタニティサロペットを上手に着こなす2つのポイント

上下連結しているため、ちゃんと意識しないと寸胴なイメージになりがちなサロペット。
「妊娠していてもおしゃれを積極的に楽しみたい!」そんな人のために上手な着こなしポイントを2つご紹介します。

春秋は羽織もので変化をつける

上下繋がっているアイテムなだけに、合わせるトップスが限られてワンパターンになってしまいがち…サロペットを使ったコーディネートによくある悩みかも知れません。
サロペットは羽織ものとの相性も良いアイテム。カーディガン、ネルシャツ、パーカー、ジャケットなどなど、意外とバランスがとりやすくおしゃれに決まりやすいです。特に春秋は寒暖差が大きい日も少なくないですから、羽織もので調整することもでき一石二鳥です。

冬は厚手のコートで全身を守るように

女性にとって冷えは厳禁!妊娠中ならなおさらです。寒い冬時期にサロペットを着る場合、アウターの着こなしにもこだわりたいものです。
かと言ってもともとカジュアルな印象の強いサロペットですから、あまり子どもっぽくならないアウターを選びたい…そこでおすすめなのが厚手のコートです。できれば、ブラック、グレー、ベージュなどの落ち着いた色合いの厚手のチェスターコートやPコートがいいでしょう。
妊娠期に着用する場合、いつも自分が着ていたサイズよりも少し大きめのものを選ぶのがポイント。ぴったりサイズのコートは肘や肩の可動を邪魔してしまいますので、ゆったりめのサイズを選びましょう。ブラックスタイルなどで統一すればフォーマルな場面にも応用できる着こなしになりますよ。

まとめ

マタニティウェアとしてのサロペットも、いろんな素材やデザインが増えてきました。おしゃれも着心地も両立できるアイテムですから、これを機に好みのサロペットを探してみてください。
マタニティ用のものは特に機能性も優れていますので、是非活用してマタニティライフに役立てましょう。

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