授乳ブラ、いつまで使う?種類別に見るメリット・デメリットと選び方

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マタニティインナー特集

長いようで短い授乳期。赤ちゃんにとって大切な栄養源になる母乳を出すために乳房は特殊な状態になっているとともに、ピーク時には1日10回以上も授乳をするケースもあります。
授乳ブラジャーはデリケートな状態の乳房を保護するとともに頻繁な授乳をスムーズにこなすためのキーアイテムですから、絶対に合ったものを選んでおきたいところ。
妊娠中にマタニティブラとして購入して使い始めるパターンが多いと思いますが、授乳期を見据えて選ぶとなるとなかなか難しいですよね。この記事では授乳ブラ選びに役立つ情報を取り集めてあります。是非参考にしてみてください。

授乳ブラってどんなもの?

最近では妊娠中から使えるように、マタニティブラと授乳ブラの機能を兼ねているものが主流です。
妊娠期にマタニティブラを購入して使う人は多いと思います。マタニティブラは体の負担を軽減することを目的に着用しますが、出産後は当然ながら授乳のための機能が加わります。
授乳ブラは締めつけず乳房を保護するという点ではマタニティブラと共通していますが、

  • 授乳しやすい形状になっている
  • 母乳の染みを防ぐ

と、授乳期に特化した特性が重視されます。
出産前でも母乳が出る方や、出産後母乳が必要以上に出る体質の方も多くいます。授乳しているとき赤ちゃんが吸っていないほうの乳房から母乳が出てしまい衣類に染みを作ってしまう…というパターンも珍しくありません。
授乳ブラはそうした事情にも対処するために、予めパッドがついているもの、あとから入れることができるものがほとんどです。
妊娠中にマタニティブラとして購入する場合でも、パッドの有無や素材を確認しておきましょう。

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意外とバリエーション豊富!授乳ブラの選び方

出産後は乳房の保護だけでなく「授乳する」という大切な仕事をサポートする役割を担う授乳ブラ。自分に合ったものを選びたいところですよね。
授乳ブラの種類と、それぞれのメリットとデメリットを一覧表にまとめてみました。

  メリット デメリット

クロスオープン型

カシュクールのようにフロント部分が交差しているタイプ。

向いているバストサイズ:

  • 片手でさっとパッドをずらしてとにかく簡単に授乳できる
  • 包み込むような着け心地と締めつけ感のなさで楽
  • サイドも開く2way仕様のものも多くある
  • ハーフトップタイプが多いのでその場合サイズ調整ができない
  • カップを引っ張るようにずらすのでしっかりしたものを選ばないと伸びやすい
  • ほかのタイプよりはだけやすいため、胸が大きいと寝ているあいだに乳房がはみ出て母乳が漏れることも

フロントオープン型

前面についたボタンを開閉して使うタイプ。診察時などに便利です。 

向いているバストサイズ:

  • 乳房全体を出すことができるので授乳しやすい
  • 赤ちゃんの顔にブラジャーが当たりにくい
  • カップが深いものが多いのではだけにくく胸のサイズを問わない
  • ボタンを外すと両方の乳房が出るので、人によっては授乳のとき片側を手で抑えるなどして母乳の漏れを防ぐ必要がある
  • ボタンを閉じるのに両手を使わなくてはいけない

ストラップオープン型

カップ上部をストラップから外すことで乳房を出すことができるタイプ。通常のブラジャーに近い形状。

向いているバストサイズ:

  • 通常のブラのようなデザインが選べる
  • 安定感があり胸をしっかり支えてくれる
  • ほかのタイプよりホールド力があるぶん体調によっては締めつけが気になる
  • カップを外す作業に慣れるまでもたつくことも

ウィンドウオープン型

ストラップオープン型に似ていますが、カップが二重構造になっていてカップをストラップから外すと乳首部分のみが露出するようにできているタイプ。

向いているバストサイズ:

ストラップオープン型のメリットに加え、

  • 露出が最小限で済む
  • 授乳中含めバストがしっかり支えられた状態を維持できる

ストラップオープン型のデメリットに加え、

  • 赤ちゃんによっては浅吸いになりやすい

さらに言うと、ストラップオープン型とウィンドウオープン型は仕組みの性質上通常のブラのような形状のものがほとんどですが、クロスオープン型とフロントオープン型は通常のブラジャーの形をしているタイプとハーフトップタイプがあります。授乳に関する機能は同じでも、着け心地やホールド感が異なってくることになります。
こうして見ると、思いのほか選択肢がありますね。

マタニティブラについての記事で形状別に解説をしているので、そちらも併せて参考にしてみてください。

一般的には授乳の面でも着心地の面でもとにかく楽なハーフトップ×クロスオープンが人気なイメージですが、実際着用すると合わなかった…という人ももちろんたくさんいます。
授乳のしやすさ、着用感、バストラインの出方など、気に入るポイントと重要視するポイントは人それぞれです。メリット・デメリットをよく確認して、手持ちの授乳服の形に合わせたり、胸の大きさやシーン別に選んで使い分けたりするもの良いでしょう。

機能だけじゃなくデザインも重視したい!

機能面を重視することはもちろん大切ですが、やっぱり気分の上がるブラを妊娠期も授乳期も身につけたい!と思う女性は多いはず。
通常のブラと比較すると、デザイン面で選ぼうとすると選択肢は豊富とは言い難いのが現状ですが、最近では良い意味で授乳ブラらしくないデザインのものが見つけられるようになってきました。

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例えばこちらは、レースをふんだんに使っていながらいやらしさのない、セクシーでヘルシーなデザイン。とても授乳ブラとは思えないおしゃれで洗練されたデザイン。
幅広のレースは見た目のアクセントとしての役割だけでなく、バストを安定して支えつつ通気性の良さも考えられ採用されています。

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そしてこちらもまた授乳ブラ。
バストメイク効果を重視しつつ、デザイン性と機能性はそのまま保たれています。シンプルながら、V字状にあしらわれたレースがスタイリッシュな大人の雰囲気。

いずれのブラも、ワンタッチで開閉できるストラップオープンタイプで授乳も簡単。バスト部分をしっかり覆ってくれるパットの内側は肌に優しい綿素材。母乳漏れをしっかり防いでくれます。

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肌当たりが硬すぎず、適度にバストを補正してくれるソフトワイヤー入り。アンダーも幅広で食い込みにくく、機能、つけ心地、デザインの三拍子が揃っています。手頃な価格と幅広いサイズ展開も魅力的。

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マタニティブラ・授乳ブラはいつまで使う?

個人差があるので一概には言えませんが、産後4ヶ月ごろが母乳の生産のピークだと言われています。それを過ぎたら普通のブラジャーに戻してもいいか悩む方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、断乳・卒乳しても母乳が止まるまでは授乳ブラをしておいたほうがいいとされています。
赤ちゃんが卒乳して離乳食を始めても、母乳は急には止まりません。個人差はありますが、赤ちゃんが吸わなくなってから1~2ヶ月で母乳が出なくなり、それに伴って形が変化します。卒乳後すぐに普通のブラジャーに戻してもバストの形が落ち着き切っていないためあとからサイズが合わなくなってしまう場合や、まだ乳腺が活動していて負担がかかることにより乳腺炎になってしまう場合も。
妊娠期と同じように「体が変化する時期」ですから、自身の体を労るつもりで少しずつ移行しましょう。

まとめ

あとから振り返ると授乳期は短いものですが、実際に授乳まっただなかのうちは睡眠時間もまとまって取れず、体力も消耗している状態が続くため長く感じる人も多いのではないかと思います。
そんな大変な時期をサポートしてくれる授乳ブラは、赤ちゃんにとってもお母さんにとっても大切なアイテムです。紹介したように様々な種類がありますから、そのときの体の状態やライフスタイルに合ったブラジャーを選びましょう。

最近では着けていて気分が上がるようなかわいいデザインも多くあります。授乳ブラは通常のブラに比べると着用する期間は短いものですが、見た目も機能もお気に入りのブラジャーは、きっとあなたの心強い味方として活躍してくれるでしょう。

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