授乳クッションは必要?不要?悩んでいる人のためにメリットデメリットを解説

赤ちゃんが生まれたら、様々なベビーグッズが必要になります。おむつに、肌着、ベビー布団に、抱っこひも。購入すべきものが多すぎて、「本当に必要なの?」と迷ってしまいます。
特に悩むのが授乳クッションです。授乳クッションとは、赤ちゃんに授乳するときに使うクッションのこと。授乳する際に膝にクッションを置いてその上に赤ちゃんを乗せます。
授乳クッションがなくても、赤ちゃんへの授乳は可能なので無くても大丈夫そうと購入を悩んでいる人が多いのでは?
そこで今回は、授乳クッションの購入を迷っている人のために、授乳クッションのメリット、デメリット、そして失敗しない選び方を解説します。
授乳クッションのメリットは?本当に必要?
まずは、授乳クッションのメリットをチェックしてみましょう。
結論からいうと、生まれた瞬間から使いたいアイテムナンバー1なのですが、それだけでは説得力が弱いので具体的なメリットを紹介しますね。
肉体的ストレスが軽減される
授乳クッションがあれば、赤ちゃんを腕で支える必要がないのでリラックスして授乳可能。
実は赤ちゃんに授乳するときに腕の力で抱え続けるのは、とっても大変です。最初は小さかった赤ちゃんもどんどん成長して1年で3倍近くの重さになります。場合によっては10kgを超える赤ちゃんもいますね。
少しずつ大きくなるので負担に感じにくいかもしれませんが、人によっては腱鞘炎や肩こりになってしまうこともある重労働です。10kgの米袋を両手で抱えてみると分かると思いますが、10分も経たずに限界が来ると思います。
「新生児時代は小さくて軽いからいらないのでは?」と思うかもしれません。しかし、新生児時代こそ授乳クッションは必須です。
なぜならば赤ちゃんの哺乳力が弱く授乳時間が1時間を超えることがザラにあるからです。1時間も3kgの赤ちゃんを抱っこするのは非常に大変。
でも、授乳クッションがあれば、授乳する側もされる側も身体に負担をかけることはありません。授乳クッションに赤ちゃんを乗せれば、手や肩への負担は最小限で済みます。
抱っこでしか寝ない赤ちゃんでも大人が疲れない
赤ちゃんの中には「絶対に抱っこでしか寝ない」という甘えん坊さんがいます。「背中スイッチ」と言われることもあるのですが、抱っこして寝ていてもベビー布団に寝かせようとすると起きてしまうのです。そうなると大人は赤ちゃんが目覚めるまで抱っこし続けることになってしまいますよね。
そんなときも授乳クッションが大活躍します。授乳して寝落ちしたらそのままそっと手を外せば、膝の上とはいえ大人の両手は空きます。
赤ちゃんが眠ったら、つかの間の休息タイム。本を読んだり、スマホでゲームをしたり漫画を読んだりとリフレッシュできます。ストレス発散にもなり、時間を有効活用できますよね。
まだしゃべれない赤ちゃんが意思表示に使う
授乳クッションは、新生児期だけでなく授乳期間中を通じて使えるアイテムです。
赤ちゃんのサイズによっては1歳を過ぎると使わなくなることもありますが、歩くようになった赤ちゃんがお腹を空かせたときに授乳クッションを運んでくることもあるんですよ。まだ上手にしゃべることができないハイハイ期の赤ちゃんが、授乳クッションをぽんぽんと叩いて授乳を求めることも。
もちろん、すべての赤ちゃんが授乳クッションを授乳の合図に使うわけではありませんが、授乳クッションで授乳をアピールしている姿は格別のかわいさです。
授乳クッションにはデメリットもある?
メリットだけでなく、授乳枕のデメリットもご紹介します。メリットとデメリットを比較検討して、購入するかどうかを決めましょう。
邪魔になることがある
授乳クッションのデメリットは、大きくて邪魔になることです。授乳クッションは、大人のお腹の周りをぐるっと囲むような形状のものもあり、存在感があります。「家にものを増やしたくない」という家庭にとっては敬遠したいアイテムかもしれません。2人掛けのソファの半分を授乳クッションが占めている、という事態になることも。
卒乳後に使い道がないことがある
赤ちゃんが卒乳した場合、授乳クッションの使い道がなくなるのもデメリットの1つです。
授乳クッションの中には、妊娠期間中から使えて、授乳期間が終了すると枕やクッションとして活用できるものが多く存在します。そういったクッションを選択すれば10年以上使い続けることも可能。家の新しいインテリアとしてデザイン重視で選んでもいいですね。
失敗しない授乳クッションの選び方
授乳クッションの価格帯は3,000円〜1万円。決して安くないお買い物なので失敗は避けたいですよね。授乳クッション選びで失敗したくない人は、次のポイントを重視して選んでみるとよいですよ。
大人が気に入るデザインを!
授乳クッション選びで最も重要なのは、大人が好きなデザインを選ぶことです。
特に母乳育児の場合、毎日使い続けるのは母親がほとんどだと思います。材質や機能性ばかりを重視したせいで「かわいくない」と感じる授乳クッションを選ぶと、授乳タイムがいつの間にか憂鬱になるもの。
赤ちゃんとの楽しいコミュニケーションの時間ですので、自身が気に入るデザイン、カラーの授乳クッションを選びましょう。おしゃれなタイプを選べば、卒乳後もお部屋のかわいいインテリアとして、クッションとして大活躍します。
色柄や素材のバリエーションが豊富なだけでなく、その機能性にも注目です。計算された厚み、背もたれなどによりしっかりとフィットして、授乳がとても楽になると評判です。33カ国700以上の産科医院で採用されており、多くの著名人が使用していることからも信頼の高さが伺えます。
丸洗いできる物を選ぶ
赤ちゃん、特に低月齢のうちは吐き戻しやうんちの横漏れなどで、衣類だけでなく授乳クッションも汚してしまうことがあります。カバーを取り外して洗うのはもちろんのこと、クッション本体も丸洗いしたいですよね。
授乳クッションは大人の好みで選んでオッケーですが、ここだけは外さないようにしましょう。
丸洗いできるだけでなく乾きの早い綿を使用していおり、表面も二重ガーゼになっており肌当たりが優しいのも高ポイント。価格も手頃です。
授乳クッションは枕やクッションで代用できる?
授乳クッションは、枕や普通のクッション、タオルなどで代用できないことはありません。
ただ、授乳クッションは授乳専用に作られているだけあって、赤ちゃんのサイズと授乳姿勢にシンデレラフィット。大人が無理な姿勢をとることなく授乳可能です。授乳しやすいように調整する手間もかかりませんので、赤ちゃんがお腹を空かせたときにすぐ授乳できます。
ストレスなく授乳したい人は、授乳クッションを用意しておくとよいですね。
まとめ
授乳クッションは、乳児を育てる家庭の必需品。授乳クッションを使った人のほとんどが、「授乳クッションがあってよかった」と言うほどです。
授乳は、肩や腰、手首に大きな打撃を与える重労働ですが、授乳クッション一つで肉体的ストレスが大幅に軽減されるので、購入することを強くお勧めします。