お呼ばれや結婚式も安心!失敗しない授乳ドレスの選び方

母乳育児中は、赤ちゃんへの授乳はとっても大切なお仕事です。そして本当に大変な作業。それを楽にしてくれるのが授乳服です。
すぐに乳房を出せるように工夫してあるもの、赤ちゃんの顔に布が当たらないように工夫してあるものなど、素早く快適に授乳できる授乳服は母親にとっても赤ちゃんにとっても強い味方ですよね。だからこそ、結婚式やパーティーなどのお呼ばれの時も快適に過ごせるような授乳ドレスを選びたいもの。
そこで今回は、授乳ドレスの選び方やドレスを着ている時の授乳のポイント、気をつけるべきことをご紹介します。
授乳ドレスは本当に必要?授乳ドレスのメリットとデメリット
授乳ドレスを選びながら「授乳期間なんて短いしわざわざ買う必要があるの?」と迷っている人も多いのではないでしょうか。そこで、授乳ドレスを買うべきかどうかの結論を出すべく、授乳ドレスのメリットとデメリットをまとめておきます。
授乳ドレスを買う前に、必要性をもう一度確認してくださいね。
授乳ドレスのメリット
- すぐに授乳できる
- 授乳中のストレスが少ない
- 赤ちゃんに刺激的な素材が使われていない
- ウエスト等がゆったりとしたデザインになっているため着やすい
- 1着用意してあると各種行事に対応できる
授乳ドレスの最大のメリットは、すぐにおっぱいを飲ませてあげられることです。乳房を出しやすいように最大限配慮してありますので、泣いている赤ちゃんにすぐに飲ませてあげられて、肩身がせまい思いをすることはありません。
また、乳房を出したままその形をキープしやすいので「垂れ下がってくる服を持ち上げながら授乳する」などのストレスは皆無。赤ちゃんの顔にボタンやファスナーが当たらないような優しいデザインになっているのも安心ポイントです。
さらに、レースやビーズなど刺激になりやすい素材も使っていないものが多いので、繊細な赤ちゃんの肌も守られます。
授乳ドレスのデメリット
メリットばかりのように思える授乳ドレスですがデメリットも存在します。
- 着用頻度が低い
- デザインがそれほど豊富ではない
授乳ドレスのデメリットは、何度も着用できないことと、デザインです。
普段着の授乳服は卒乳するまで大活躍ですし、複数の子どもを産み育てるのであればさらに活躍します。しかしドレスはお宮参りや七五三、結婚式など限られたシーンでしか着用しないのでコスパは悪いですね。
また、授乳ドレスは赤ちゃんと母親のためにデザインされているため、通常のドレスほどのデザインのバリエーションはありません。もちろんかわいいものおしゃれなものもありますが、選択肢は少なくなってしまいます。
ネットでも失敗しない授乳ドレス選びの4つのポイント
上記のメリットデメリットを比較した上で授乳ドレスの購入を決めた人のために、授乳ドレスの選び方を紹介します。
店舗で試着しながら選ぶのがベストですが、授乳中の赤ちゃんがいるとなかなかお店で選べませんよね。ゆっくりショッピングする時間もありません。
そこで、「失敗しないインターネットでの授乳ドレスの購入方法」を伝授します。
1.授乳口で選ぶ
授乳服の授乳口には色々な種類があります。どのパターンも授乳しやすいのですが、それぞれ好みがあると思うので、授乳口の種類から絞り込んでいくといいですよ。
顔に少しでも余計な布が当たると集中して飲んでくれないタイプの赤ちゃんであれば、ここでしっかり厳選しましょう。
カシュクールタイプ
カシュクールタイプとは、左右の肩から布がクロスしているタイプのドレスです。片方の布をめくるだけで乳房を露出できるので、さっと授乳可能です。
サイドスリップタイプ
乳房の両端に切り込みが入っており、そこから乳房を取り出して授乳します。こちらもカシュクールタイプと同様に、さっと乳房を出せますが、布地を若干手で押さえなければ怒る赤ちゃんもいます。
ジッパータイプ
乳房近辺にジッパーがあり、それを開けることで乳房を簡単に取り出せます。正面ではなくサイドにジッパーがあるものを選べば、一見授乳ドレスには見えません。
2.素材で選ぶ
赤ちゃんは本当に千差万別。肌の強さもそれぞれです。
オーガニックコットンでなければ荒れてしまう赤ちゃんもいれば、化学繊維でも問題ない赤ちゃんもいます。授乳ドレスを選ぶときは、赤ちゃんの個性に応じて選んでください。お肌が敏感な赤ちゃんであれば、綿素材のものを選ぶなどの工夫が必要です。
また、素材だけでなく胸元周辺のデザインにも注意しましょう。小さなビーズやレースなどの装飾があると、赤ちゃんの顔に当たってしまいます。ビーズが取れると赤ちゃんが誤飲してしまう可能性もあるので、胸元のデザインはシンプルなもののほうが良いでしょう。
3.コスパで選ぶなら授乳後も使えるデザインを
授乳ドレスはマタニティ向けドレスほどゆったりとしたデザインではないため、卒乳しても着続けることができます。授乳期間しか着ないのはもったいない、ずっと着続けたいという方は、機能性だけでなくデザインにも気を配るといいですね。
トレンドど真ん中のドレスを選んでしまうと長期間切ることは難しいので、トレンドに左右されないオーソドックスなドレスを選んでおくと安心です。
4.意外と重要!シミが目立たない色を
授乳中の赤ちゃんはしょっちゅう吐き戻します。不意に吐き戻されるとせっかくのドレスが台無しに。そのため、吐き戻されてもすぐにふき取れる素材、そしてシミが目立たない素材を選びましょう。
柄が多めのドレスは、シミができても目立ちづらいのでおすすめです。また、まだ離乳食が始まっていない赤ちゃんであれば、吐き戻しのミルクの色と同系統の色もシミが目立ちません。離乳食が始まっている場合は、食べ物で汚されてしまうのでホワイト系など淡い色のものは避けたほうが無難です。
授乳ドレスに代用できるドレスとは?
授乳ドレスを購入することなく自宅にあるドレスで代用できないかと考えている人のために、代用できるドレスの特徴をご紹介します。重視すべきは乳房の取り出しやすさです。
授乳を考慮されていないドレスでも授乳は可能です。ただデザインによっては上半身を大きく露出しなくては授乳できませんので、そうせず簡単に授乳できるタイプのドレスをピックアップしました。
- 肩紐タイプのドレス
- ストラップレスのドレス
- チューブタイプのドレス
これらのドレスは、比較的乳房を露出しやすく授乳向きです。
ただ、授乳ドレスのようにひっそりと取り出すことができず露出度は高くなるので、カーテンなどで仕切られていない授乳ルームでの授乳は少し恥ずかしいかもしれません。これらのドレスの場合は、授乳ケープと併用すると良いですね。
ちなみに、後ろファスナータイプのワンピースドレスの授乳は困難なので避けましょう。ジッパーの上げ下げも1人ではできない可能性がある上、上半身が丸出しになり身支度に時間がかかってしまいます。
授乳ドレスと同時に用意しておきたいグッズ
ドレスを着るということは、フォーマルな場に赤ちゃんと一緒に出かける必要があるということです。
そこで、授乳ドレスとともに用意すべき赤ちゃんグッズをまとめておきました。自宅にない場合は、授乳ドレスと一緒に準備しておきましょう。
ぐずり対策グッズ
フォーマルな場ではできるだけ赤ちゃんにはご機嫌でいてほしいもの。そのためには、ぐずった時に頼りになるぐずり対策グッズを用意しておきましょう。代表的なものはこちら。
- お気に入りのおもちゃ
- 特別なおやつ
赤ちゃんの月齢にもよりますが、おもちゃで遊べるようになっていればお気に入りにおもちゃを持って行ってあげましょう。
おもちゃではなく鍵やお財布などが大好きな赤ちゃんも多いので、飽きる前に色々なおもちゃを出してあげると時間を稼げます。ただし音が出るおもちゃは避けましょう。
また、離乳食が始まっているのであればボーロなどのお菓子も有効。日頃お菓子をあげていない人は、前もってアレルギーの有無などを確認した上で食べさせてみると良いでしょう。小さなボーロは1粒ずつ食べるのに時間がかかるため、かなり集中してくれます。
お世話グッズ
- ミルク
- オムツ
- おしりふき
- 使用済みオムツ袋
- 着替え
- タオル
- 授乳ケープ
- ハンカチ
結婚式やお宮参りなどの会場には授乳ルームがない場合もあるので、授乳ケープは必須です。
また、匂いが漏れないタイプの使用済みオムツ袋も用意しておきましょう。会場にオムツ用のゴミ箱がないケースもあります。普通の袋だと匂いが漏れてしまう危険性があるので、匂いが漏れにくいタイプのゴミ袋を用意しておくと安心です。
まとめ
授乳ドレスは、機能的で赤ちゃんと母親に優しいデザインです。お呼ばれの場でも快適に授乳するためには、1着持っておくととっても便利。授乳が終わってからも着続けられるデザインを選べば、コスパもそれほど悪くないはず。
赤ちゃんと一緒にフォーマルシーンに参加するのは大変ですが、逆に貴重な経験にもなるので、2人で快適に過ごせる授乳ドレスを選んでくださいね。