【令和完全版】赤ちゃんが生まれてから1年間の行事を全解説!

赤ちゃんが生まれてから1年間は様々な行事が目白押し。赤ちゃんのお世話で心身ともに大忙しの中で、全ての行事を把握するのはとっても大変です。
そこで今回は、赤ちゃんの1年間の行事のすべてがわかるように、この記事の中に生まれてから1才までの赤ちゃんの行事をまとめておきました。月齢ごとに解説するので、順番に読んでもよいですし、関係ある部分だけ読んでも問題ありません。赤ちゃんの行事について知りたい人たちのお役に立てると幸いです。
生後1か月頃の行事
まずは、生まれてから1か月以内、新生児期に行われる行事をチェックしていきましょう。
生後7日後の夜:お七夜
生後7日目の夜に行われる行事がお七夜。昔は医療体制や整っていない上に、栄養面や衛生面に問題があることが多く、生後すぐに命を落としてしまう赤ちゃんが少なくありませんでした。そのため、生後7日目の夜に生まれたお祝いをしていたとのこと。
現在では、「命名式」がメインとなっています。半紙や奉書紙、命名用紙に以下の項目を記載して、神棚や壁、ベビーベッドの近く等に飾ります。神棚がなければ、飾る場所に決まりはないので好きな場所に飾って大丈夫です。
- 赤ちゃんの名前
- 生年月日
- 親の名前
- 赤ちゃんの手形や足形(なくてもよい)
赤ちゃんを抱っこして命名書と一緒に撮影しておくとよいですね。生後7日目は、母親は退院したばかりで心身ともに疲れ切っているので、是非ともパートナーや家族が率先して準備をするようにしましょう。
生後1か月検診
生後1か月を経過する頃に行われるのが1か月検診です。
1か月検診は、原則として出産した産婦人科、病院で行われます。赤ちゃんの体重の増加や生育の様子について問題がないかを医師が確認します。母親も子宮の回復状態を確認するために診察を受けます。
1か月検診が終わったら、産婦人科はひとまず卒業です。
お宮参り
厳密には生後1か月ではなく生後31日、もしくは32日に行われるのがお宮参りです。お宮参りでは、氏神様に赤ちゃんとともに参拝して無事に生まれたことへの感謝を伝えた上で、健やかな成長を祈願します。

お宮参りのドレスコード
赤ちゃんは祝い着やベビードレス、ママやパパはスーツや和装でお参りすることが多いです。

お宮参りの方法
初詣のようにお参りだけすることもできますし、初穂料を支払うことで祝詞をあげてもらうこともできます。お参りのみであれば必要な費用はお賽銭程度です。祝詞を上げてもらう場合は、数千円から数万円ほど用意しておきましょう。
お宮参りの写真撮影
お宮参りと同時に写真館で家族写真や赤ちゃんの写真を撮影することも。写真館によっては、お宮参り用の衣装を無料で貸し出してくれることもあるので、お宮参りと写真撮影をリーズナブに済ませたい場合はチェックしてみましょう。
お宮参りの参加者
お宮参りに参加するのは、赤ちゃんとその両親、赤ちゃんの祖父母です。父方の祖父母だけでなく母方の祖父母も参加できます。赤ちゃんの健やかな成長を願っている人であれば誰でも参加可能です。
お宮参り後のお食事回
お宮参りの後に、祖父母も集まっているからと外食をすることもあります。しかし、母親は万全な体調ではありませんし、赤ちゃんは外部刺激に弱い状態です。お宮参りや写真撮影で母子ともに疲れているので、無理に外食をすることは避けたほうがいいかもしれません。
内祝いの発送
出産祝いをいただいた人へのお返しとして内祝いは、生後1か月前後までに発送するとよいでしょう。
母親は体がまだ元に戻っていませんし、赤ちゃんのお世話も大変なので、頼れる人がいれば無理をせずお願いしましょう。誰にも頼れない場合は、いただいたお祝いの金額に応じたカタログギフトなど、選んだり発送したりする手間がかからないものを選択するとよいですよ。

生後3か月頃の行事
赤ちゃんの首が据わる頃、生後3か月頃の行事がこちらです。生後3か月は、赤ちゃんがにこにこと笑うことも増え、かわいくて仕方がない時期です。首が据わってくると、お風呂やお着替えなどのお世話がぐっと楽になってきます。
3か月~4か月検診
赤ちゃんの集団検診デビューが、3か月〜4か月検診です。3か月検診では、身長の伸び方、体重の増え方、首が据わっているかどうか、股関節脱臼の有無等様々なチェックが行われます。
同月齢の子とその親が一堂に会するため、孤独な育児で疲れていた人にとっては、同じ境遇の人たちと仲良くなれるチャンス。
お食い初め
お食い初めは、「赤ちゃんが一生食べ物に困りませんように」という願いをこめて行われる行事です。お祝い膳を用意して、赤ちゃんに食べさせる真似をします。
お食い初めのメニュー
地域により多少違いはあるものの、一般的なメニューは次の通り。
- 赤飯
- ハマグリのお吸い物
- 煮物
- 酢の物
- 尾頭付きの鯛
- 小石
生後3か月の赤ちゃんはまだ離乳食を始めていませんし、消化能力も備わっていないので、食べさせる真似にしてくださいね。
お食い初めの食器
従来はお膳と塗り物の食器を用いるのが一般的ですが、現在ではお食い初めに使ったあとは離乳食や普段の食卓にも使えるデザインの食器セットなどもあります。そういったアイテムを購入するのもよいでしょう。
お食い初めのドレスコード
お食い初めのときの赤ちゃんのお洋服に決まりはありませんが、お祝いなので、和装風のベビー服やベビードレスを着せてあげてもかわいいですよ。

生後6か月頃の行事
喃語を話すことが増え、ますますかわいさが増す赤ちゃん。一方で離乳食がスタートして、食事の際のお世話はちょっと大変になります。生後6か月前後に行う行事がこちらです。
ハーフバースデー
生後6か月の楽しみな行事と言えば、ハーフバースデー。この10年弱で広まったお祝いです。
赤ちゃんにかわいいベビー服を着せてスタジオや自宅で写真を撮影したり、パーティーを開いたりと、好きなスタイルで行ってオッケーです。室内をデコレーションして、かわいらしい写真を思い出として残す人もいます。離乳食をお祝い膳風にアレンジしてもいいですね。
生後6か月から7か月検診
6か月から7か月検診は、自治体によって集団検診の場合と、個別検診の場合があります。身長体重等の計測、聴覚、視覚、離乳食の進み具合などがチェックされます。離乳食教室が開催される自治体もあるようです。
その後、9か月から10か月頃にも同様の検診が行われます。
生後1年
生後1年、ようやく1才です!おしゃべりが上手な赤ちゃんに、立っている赤ちゃん、歩いている赤ちゃん。1年前にはふにゃふにゃしていた赤ちゃんが、幼児になろうとしています。生後1年で行われるのが、初めてのお誕生日。
初めてのお誕生日では以下のようなイベントを行う家庭が多いです。
一升餅
多くの地域で、赤ちゃんに一升餅を背負わせて歩かせるという風習があります。まだ歩けない赤ちゃんも、背中に背負わせてハイハイさせます。「一生」と「一升」を掛けており、生涯食べ物に困らないようにという願いが込められている行事です。
一升餅の重さは約2kg。あまりの重さに泣いてしまう赤ちゃんが続出します。背負えなかったり転んだりしてしまっても、厄落としができたなどと良い解釈をして祝います。
一升餅は、大きなものでも構いませんし、小分けにされたものでも大丈夫。形式にこだわらず、食べやすいもの、気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
選び取り
近年人気の行事が、選び取り。選び取りは、将来の職業や才能を占うもの。そろばんや筆、お金やはさみ、もしくはそれらのカードを用意して、赤ちゃんが選んだアイテムによって将来を占います。
用意するアイテムは地域や家庭により様々ですが、代表的なものは以下の通り。品物や数に決まりはないので、オリジナルの項目を設けて実践してみるのも楽しいですね。
- そろばん、電卓
計算に強く、商売上手になる - 箸、スプーンなどの食器
食べ物に困らず、料理の才能がある - ペンや筆
ペンなら文学や勉学、筆なら書や絵画などの才能がある - お金やお財布
お金に困らず裕福になる - はさみ
手先が器用になる、衣装持ちになる - 辞書
成績優秀で、学者になる
- ボールなどの運動用品
運動神経に恵まれ、スポーツの才能がある
お食事
1才のお誕生日は、赤ちゃん向けのケーキを用意する家庭も。1才の赤ちゃんが食べられる食材で作られたケーキや、手作りケーキセットも販売されているのでチェックしてみてくださいね。
まとめ
赤ちゃんが生まれてから1年間は、行事だけでなく検診や予防接種など予定がもりだくさん。日に日に大きくなる赤ちゃんのお世話で疲れ果てている両親にとっては喜ばしくもありながら、大変なものです。
どの行事も一生の思い出になる喜ばしいものですが、辛いと感じたら無理に完璧に行事をこなそうとしなくても大丈夫。家族や赤ちゃんの負担にならない範囲でイベントを楽しみましょう。