産後のイライラはなぜ起こる?3つの原因と解消法で乗り越えよう

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ヘルスケア

産後の母親には、身体だけでなくメンタル面でも大きな変化が現れます。マタニティブルー、産後クライシス、産後うつなんて言葉を聞いたことのある人も多いのでは。
原因や対処法は人それぞれで異なりますが、よくある症状のひとつとして「イライラが止まらない」「怒りやすくなる」というものが挙げられます。この産後のイライラを克服するためには、家族や周囲の協力が必要不可欠。

この記事では、当事者である母親はもちろん、サポートする立場の人にも読んで参考にしてもらいたい3つの原因と解消法をお伝えしていきます。

イライラの原因は?

産後の女性がイライラしやすい理由は、大きく分けて「ホルモンバランス」「生活環境の変化」「育児の悩みや不安」の3つです。さらに、それぞれが干渉し合い複雑化、こじらせてしまうことも珍しいことではありません。

ホルモンバランス

妊娠・出産・産後と、わずか1年ほどの期間で母親の身体の中に分泌されるホルモンの種類やバランスは大きく変わっています。ホルモンは意識的に出すものではないので本人にも自覚しにくい部分ですが、”意味もなくイライラする””生理的に受け付けない”なんて感情の原因になることが。
このホルモンバランスによるイライラは産後1週間~3、4ヶ月の間がピークだと言われています。母乳の分泌や母体回復に必要なホルモンですが、その副作用としてイライラや気分の落ち込みなどの症状が出現してしまうんだとか。
ある程度は、赤ちゃんを守り育てるために必要なものなのだと割り切る必要もあるかもしれませんね。

生活の変化

昼夜を問わず数時間おきに泣く赤ちゃんのお世話は、母親1人でこなすには荷が重いもの。決してつらいことばかりではないのが育児ですが、実際に始まってみると以前の生活とは一変した「ない」づくしの環境になってしまいます。

  • まとめて眠ることができない
  • なぜ泣いているのか分からない
  • 自分のペースでやりたいことができない

ほんの数日、数週間であれば耐えられる人もいるかもしれませんが、子育てはこれが数ヶ月、数年スパンで続きます。終わりや抜け道が見えにくく、孤独感がどんどん蓄積されやすいというのも特徴。
ホルモンバランスの変化によるイライラが落ち着く3、4ヶ月を迎える頃に、この「生活環境の変化によるストレス」が入れ替わるように表面化してくるパターンもよく見かけます。
これに加えて、夫や同居家族、友人や兄弟姉妹が、必要な協力や理解をせずに好きなペースで生活を続けていたらどうなるでしょうか。相手への不信不満が溜まり、トラブルになるのは明白ですよね。
場合によっては、イライラしてしまう自分自身や、可愛いはずの赤ちゃんへ感情が向かってしまうことも。この辺りは非常にループ化しやすく、一度陥ってしまうと自力で抜け出すことが難しいため、早期の解決が肝となります。

育児への不安

核家族化が進んだことにより、我が子が初めての育児経験となる夫婦が増えています。このようなケースでは知識や経験がないのはもちろん、困ったとき気軽に相談できる相手がいないのも大きな問題に。

  • 何分ほどなら泣かせたままでもいいの?
  • 体重が目安通りに増えていかない…
  • 夜中に遊び始めてしまったけど大丈夫?

こんな、繊細でデリケートな悩みを相談できずにモヤモヤを抱えている新米お母さんはとても多いです。
また、インターネットで気軽に多くの情報を集められることが、育児への不安を助長する一因になっているケースもあります。赤ちゃんの性格や好みを考慮せず、一部の情報だけを追いかけることもリスキーです。
育児の悩みや不安は、子どもの成長と共に減ったり増えたりするもの。上手く解消する手段がないと、いつまでもイライラの元は断てません。

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イライラを解消する3つの方法

産後のイライラはそう簡単に解決できそうにないということは、原因を見ていくうちに感じた人も多いのではないでしょうか。だからこそ、少しずつでも解消していけるような対策を早めに始めることが必要です。
具体的な方法は環境によって変わりますが、大きく3つに分けてみました。

解消方法その1:協力・頼れる環境作り

いざというときはもちろん、日ごろから協力できる相手を作っておくことが、イライラを解消するために最も大切です。
基本は夫婦間で助け合えるのがベストですが、環境やタイミングによっては難しいこともあるはず。実際に困ってからでは動きにくいので、実家やファミリーサポート、家事代行サービスなども候補に入れ、頼り先は複数確保を目指しましょう。
そして、少しでも育児や生活に困難を感じたら、限界が来る前に迷わず頼りましょう。子育ては母親ひとりの仕事ではなく、家族や社会全体で行うものだと考えられると素敵ですね。さらに、下記で紹介する「リフレッシュ」「悩みの相談」にも周りの協力や頼れる環境は必須です。

解消方法その2:リフレッシュ

どんなに可愛い赤ちゃんでも、毎日24時間付きっ切りでは心身ともに疲れて果て、イライラに繋がってしまいます。平日なら朝夜の1時間程度、休日なら授乳間隔の数時間など、フリータイムを作れるようにしてみましょう。
このとき、お母さんが赤ちゃんのことを考えずに”自分だけの時間を過ごせる環境”を整えるのが重要。同じ空間にいるとどうしても気になるものなので、別室や外で過ごすのもオススメです。
効果的なリフレッシュの方法は人それぞれで、使える時間の長さによっても変わりますが、下記を参考にしてみて。

  • 好きなだけ寝る
  • 湯船で身体を温める
  • 有酸素運動
  • ゆっくり食事をとる
  • 映画や買い物などの気分転換

身体の冷えや睡眠不足、運動不足はイライラに繋がりやすい要素の1つです。たまには二度寝や朝寝坊をする、母親だけのお風呂時間や運動時間を設けられるようする、など周りの理解と協力も必要になります。
食事に関しても、バランスの良いメニューをしっかり噛んで食べるのが大切だと分かってはいても、慣れない育児と家事の両立が難しくて実践できない人が大半です。さらに、途中で赤ちゃんが泣いてしまうかも、とかき込むように食べている人も。
食事タイムは母親以外の人が責任をもってお世話する、交互で順番に食べる、などの工夫で、健全な食事の機会を増やしましょう。

悩みを相談

イライラの原因の一つである子育ての悩みや不安は、ひとりで抱え込まずオープンにしたほうが良い方向に進みやすくなります。出来れば、夫婦や家族で気軽に話ができるといいですね。難しい場合は友人や保健師さんに聞いてもらうという方法も。対面で話しづらいなら、SNSなどを利用してもいいでしょう。
誰かに相談することで思わぬ解決策が見つかることもありますし、ただ聞いてもらうだけでスッキリすることもあります。環境の似ているママ友、経験豊富な保育士さんなど、様々な人と話すこともポイント。

ちなみに、育児に関する悩みは母親や赤ちゃんによって個人差があって当然です。なので、貰ったアドバイスは絶対的なものではありません。しっくりこない場合は参考程度に留めておけばOK。また、本人も周りも、他人と比較することは厳禁です。
聞き手側は母親の考えや方法をなるべく否定しないように心がけましょう。何か意見したいなら、あくまでもアドバイスというスタンスで。育児の悩みは大人の努力でなんとかなることは少なく、時間が解決する場合が多いということを頭に入れておくといいかもしれません。

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まとめ

産後のイライラはホルモンバランスや生活の変化、慣れない育児への不安などからほとんどの母親に現れる症状です。その原因は漠然としていることが多く、即効性のある解決策は見つかりにくいもの。長い目で見て、身体や心への負担を減らせる環境づくりをしていきましょう。
育児は子どもが成人するまで続き、その悩みは成長に合わせて減ったり増えたりしていきます。赤ちゃんが小さいうちに、家族や社会で子育てできる環境作りをしておけると、先々も助かるはずですよ。

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