知ってた?授乳の正しい姿勢と抱き方のコツと注意点

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ヘルスケア

小さな口でしっかりと乳首をくわえて懸命に母乳を飲む赤ちゃんの姿に、思わず見とれてしまう人も多いでしょう。自身の姿勢や赤ちゃんの抱き方を工夫することで、授乳の時間がリラックスタイムになります。
ここでは、授乳の正しい姿勢と抱き方、注意点などをご紹介します。

母親も赤ちゃんもはじめのうちは悪戦苦闘?

出産から数日間しか出ない「初乳」は、赤ちゃんにとって大切な栄養分が豊富に含まれているため、「できるだけ飲ませた方がいい」と言われています。
しかし、生まれたばかりの赤ちゃんのなかには、はじめから上手に乳首をくわえられず泣き出してしまう子も珍しくありません。乳首が陥没していたり小さかったり、反対に乳首が大きくて赤ちゃんの口にうまく収まらなかったりして、授乳が思うように進まないこともあるのです。
ただ、何度も授乳を繰り返していくうちに抱き方のコツを掴めるようになり、赤ちゃんも乳首をうまくくわえられるようになります。はじめのうちはうまく授乳できなくて焦ってしまうかもしれませんが、母子ともに慣れていき、落ち着いてできるようになります。

次にご紹介する抱き方と授乳の方法を参考に、自分たち親子に合った方法を模索してみてはいかがでしょうか。

覚えておこう!主な授乳の姿勢と抱き方4つ

一般的な授乳の姿勢とちょっとしたコツをご紹介します。

1.横抱き

横抱きは乳房に対して赤ちゃんの顔と体を正面に向けて授乳する方法で、最もポピュラーな授乳姿勢です。
両手で赤ちゃんを包み込むようにして抱っこし、赤ちゃんの体全体を自分に向けるのがコツ。授乳クッションがあれば赤ちゃんを抱っこするのも負担なくできるうえ、赤ちゃんもクッションに支えられて安定感があるなかで母乳を飲めるので、授乳が比較的楽になります。

2.縦抱き

縦抱きは、太もものうえに赤ちゃんをまたがせて座らせるように縦に抱っこして授乳する方法です。
座っていないとできない抱き方ですが、赤ちゃんを太ももに座らせているので腕や腰に負担がかからず、横抱きに比べると楽に授乳できます。まだ首がすわらないうちはしっかりと支えてあげるように手を添え、新生児で赤ちゃんの口が乳首まで届かないときは、赤ちゃんのお尻の下にクッションやタオルを敷いて高さを調整しましょう。

3.フットボール抱き

フットボールを片方のわきで抱えるように、赤ちゃんを小わきに抱えて授乳するスタイルです。
わきの下で赤ちゃんの体がまっすぐな状態で、首を少しだけ反らせるのがコツ。乳房と赤ちゃんの顔の高さを合わせるため、授乳クッションを使うことが多いです。横抱きや縦抱きで刺激されていない乳管を刺激し、母乳の分泌を促すことができます。赤ちゃんの体がお腹に当たらないので帝王切開をした人や、双子育児をしている人におすすめ。

4.添い乳

添い乳は赤ちゃんを寝かしつけるときなどに行われる授乳方法で、赤ちゃんと一緒に横たわって授乳します。楽な姿勢で授乳でき、夜中の授乳もいちいち起き上がらずにこなすことができます。
横向きに寝転がり乳房の正面に赤ちゃんの顔が来るように寝かせ、できるだけ赤ちゃんの顔に乳房を近づけ授乳します。このとき、自分の体と赤ちゃんがぴったりと密着していることがポイント。密着していないと赤ちゃんが乳首をうまくくわえられません。赤ちゃんの頭を押し付けず、自分から赤ちゃんに近づくようにして授乳します。

授乳のときに気をつけるポイント

赤ちゃん編

授乳のときの赤ちゃんの様子は、次の2つのことを意識してチェックしてみましょう。

赤ちゃんが乳輪全体をしっかりくわえているか

乳首をふくめて乳輪までしっかりとくわえさせることで、赤ちゃんが上手に母乳を飲みやすくなります。乳首だけをくわえた状態だと乳頭が傷ついたり、母乳が出にくくなったりしてうまく飲めません。乳房の高さと赤ちゃんの頭の高さが同じところに来るように、赤ちゃんの体全体を自分のほうへ向くような体勢をとらせると良いでしょう。

赤ちゃんが窒息しないように注意

どの姿勢で授乳するときも、赤ちゃんの鼻が乳房でふさがれないよう注意が必要です。
特に縦抱きは前のめりになると赤ちゃんの鼻がふさがれてしまい、息ができなくなります。必ず背筋を伸ばして胸を張るような姿勢を保ち、赤ちゃんが鼻で息ができるようにしましょう。
また、添い乳も同様に前のめりにならないよう、まっすぐな体勢になると赤ちゃんが鼻で息ができるようになります。また、授乳後にそのまま赤ちゃんを寝かせる場合はしっかり入眠していることを確認してから自分も寝るようにしたほうが良いですが、授乳中に寝落ちしてしまうことはどうしてもあるでしょう。赤ちゃんに覆いかぶさってしまうことを防ぐため、前のめりにならないように起きているときから気をつけましょう。

母親編

赤ちゃんだけでなく、自分自身にも気をつけたいポイントがあります。

猫背にならない

どのような姿勢でもついつい赤ちゃんの顔を覗き込もうとする猫背になってしまいがちですが、なるべく背筋をまっすぐに伸ばしてして授乳しましょう。猫背で授乳していると、赤ちゃんの鼻が乳房でふさがれて呼吸ができなくなる恐れがあります。
それだけでなく、特に座って授乳をする姿勢の場合は、猫背は体への負担が大きく肩こりや腰痛の原因になりかねません。
意外と知られていませんが、力学的には立っているときより座っているときのほうが腰に負担がかかります。前かがみになるとさらに負荷がかかるため、座って授乳をする際には意識的に背筋を伸ばすよう意識してみましょう。授乳クッションなどを活用し、赤ちゃんの位置を高くするのも良いでしょう。

両方の乳房で授乳する

人によっては左右で抱っこがしやすい方・しにくい方があるかもしれません。ただ、片方の母乳を多く吸わせた結果、「左右で胸の大きさが違ってきた」という人も。片方だけ吸わせていると、もう片方で目詰まりを起こし乳腺炎になる恐れもあるので、左右両方の母乳を均等に吸わせることが大切です。例えば授乳時間が毎回20分なら、左右それぞれ10分ずつ授乳させるなどの工夫をしている人が多いようです。

リラックスする

長い人生のなかで、授乳できる期間はごくわずか。実はとても貴重な時間なのです。
新生児~授乳の時間が落ち着くまでは頻繁に授乳しなければならず疲れてしまいますが、授乳時間が安定してくる日、そして卒乳の日はいつか必ず訪れます。それに、一生懸命に母乳を飲む赤ちゃんの姿はとっても愛おしいものです。
限られた今だけのものである授乳タイムを、なるべくリラックスして過ごせるようにしてみましょう。

授乳グッズを活用しよう

授乳はリラックスしようと思っていても、毎日何度も続けるのはやっぱり大変です。授乳時の負担が軽くなるような授乳グッズを活用しましょう。
例えば、赤ちゃんを横抱きするときに使うアームピローは、腕に通して赤ちゃんの枕として使います。腕の負担が和らぐだけでなく、赤ちゃんの汗を吸ってくれます。
肌触りの良いタオル生地で作られていて吸水性の良いものや、オーガニックコットンを使用したものもあります。実用的なだけでなく色や形も様々なものがありますよ。

また、乳首に傷ができてしまったときや乳首の形状により赤ちゃんがうまく吸えないときなどのために、乳頭保護器という乳首をカバーしながら授乳ができるアイテムもあります。
ごく軽い傷や痛みであればソフトタイプでOK。薄くてフィット感があります。痛みが強いようであればハードタイプがおすすめ。

いつも同じ抱き方はNG?乳腺炎に要注意

乳腺炎は母乳や乳管の詰まりが原因で引き起こされる炎症で、しこりができたり焼けるような痛みを感じたりします。同じ抱き方で授乳を続けていると、乳腺が刺激されるのが同じ場所ばかりで他の乳腺が刺激されずに炎症してしまうのです。なかには、あまりの痛みに母乳育児を諦めざるを得なかったというケースも…。
乳腺炎の予防には、同じ抱き方だけでなく、時には違う抱き方で授乳して乳腺を全体的かつ均等に刺激することが大切です。乳房が張っているときや熱を持っているときには保冷剤をタオルで包んで冷やす方法も試してみましょう。万が一、乳腺炎にかかった場合は、医師による診断を受け早期に治療することをおすすめします。

まとめ

赤ちゃんへの授乳は親子のかけがえのない時間です。とはいえ、毎日続くと考えると少しプレッシャーになるかもしれません。自分たちに合った授乳姿勢を見極めて、できるだけ負担を軽く、リラックスできる授乳タイムを過ごせるといいですね。

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