育児に疲れた人たちへ、「生きているだけで素晴らしい」、適当に楽しく

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お世話

「1日中子どもとふたりっきり」
「最後に人間らしい会話をしたのはいつだろう」
「トイレにもろくに行けない」
育児は時として、親の大きなストレスになります。我が子はかわいいものですが、すべての時において、かわいいと思えるものではありません。

今回は、育児に疲れた母親や父親に向けて、ストレスをためない育児についてお話ししたいと思います。

元気に生きているだけでいい!

なぜか突然涙が出てきた。子どもが泣いているのに抱っこする気力が湧かない。
それらは、誰にでも起こり得ることです。赤ちゃんのためにもっとできることがあるはず、家の中をもっときれいにしたい、と思って自分を責めてしまう場合が少なくありません。もっと頑張りたいのに頑張れないという人もいるでしょう。

でもこれ以上自分を責めないでください。育児に疲れたということは、それだけ子どもに真摯に向き合っている証です。
「家族が元気で生きているだけですごいこと」
そう考えてください。子どものお世話は、非常に大きなエネルギーが必要です。月齢が小さい赤ちゃんも、幼児も小学生もそれぞれ異なる緊張感とパワーが求められます。
だから、「生きているだけで素晴らしいこと」と考えてみましょう。家が少し汚れていても、偏食がひどくても、言うことを聞いてくれなくてもいいんです。それは大きな問題ではありません。家族が元気で生きていさえすればいい。

子どもにとって一番の栄養は、両親の笑顔です。笑えなくなるほど疲れているのであれば、色々さぼってしまって大丈夫。
1日くらいお風呂に入らなくても、命に関わることはありません。寝る時間が遅くなっても問題なし。家族によって生活リズムが異なる野は当たり前だから、育児書通りにタイムスケジュールが進まなくても気にしないでくださいね。

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1人になりたいときは、子どもの安全を確保してから1分間だけ別室に

「もうこれ以上子どもと一緒にいたらおかしくなってしまいそう」「大声で怒鳴ってしまいそう」
そんなときは、無理に子どもと向き合う必要はありません。子どもに危険が及ばないように配慮してから、別室に1分間だけこもってみてください。
視界に子どもが居ないだけで、すっと心が落ち着いて冷静になることができます。

家事は徹底的に手抜きを

育児に疲れているときは、家事を頑張る必要は皆無です。ご飯は出前やお惣菜でオッケーですし、お掃除は数日しないくらいでは悪影響はありません。
洗濯物だって足りなくなるまでしなくてもいいんです。洗濯が終わった物が部屋の片隅に積み上げてあっても子どもたちの健康を害することはありません。

食べたいものを食べよう

母乳育児中の母親や産後ダイエット中の母親は、食事を制限しがちです。
確かに食事制限は悪いことではありませんが、無理は禁物。特に疲れているときに食事を制限すると、余計に疲れがたまってしまいます。
白ご飯やケーキ、唐揚げにアイスクリーム。たまには、好きなものを食べましょう。子どものお昼寝中や寝た後にひっそり食べる自分へのご褒美は格別です。

子育てや家事を外注

日本でもようやくシッターや家事代行サービスを使う家庭が増えてきました。育児に疲れたら、育児や家事をアウトソースすればいいのです。
今はアプリで、シッターさんや家事代行さんを呼ぶことができます。誰とも話すことなく、自宅に育児や家事のプロに来てもらえますので、「もうだめだ」というときはお願いしてみましょう。

誰かにお願いするなんて…と罪悪感を抱く必要はありません。プロにお願いしたら、空いた時間にお昼寝をしてもいいですし、お出かけしても大丈夫。1人の時間を確保して、リフレッシュしましょう。

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保育園、託児所の一時保育を利用

認可保育園、認可外保育園、商業施設の託児所では一時保育サービスを提供しています。
保育園の一時保育サービスは予約制のことが多く、「今預けたい」という要望に応えることは難しいですが、商業施設の託児所の一時保育サービスは予約不要で利用できることもあります。デパートに付属している託児所であれば、スタッフもしっかりとしており安心して預けることができます。
子どもを託児所に預けてデパートでショッピングや、お食事を楽しんでもいいですね。

同じ年齢、月齢の子どもが集まる場所に出かける

育児に疲れている親の多くが、子どもと自分だけという閉鎖的な空間で育児をしています。パートナーが激務の場合は、「最後にまともに人間と話したのは1か月検診」ということも。
人間は誰しも人と話さなければ、ストレスがたまってしまいます。場合によってはうつ病を発症することもありますので、孤独に陥っている方は家から出てみましょう。
商業施設のキッズスペースや児童館、育児支援センターに行けば、小さな子どもを抱える親たちが集まっています。どの親も孤独を感じていることが多いため、すぐに意気投合するものです。
同じ施設で同じ時間帯に通っていると、顔見知りが増えますので、自然と会話する機会が増えます。「とにかく誰かと話したい」という人は、子ども向けのイベントや施設に行ってみるといいですよ。

子育ての先輩に助けを求めて

もし、あなたに子育ての先輩と呼べる人がいるのであれば、疲れていること、限界が近いことを伝えてください。先輩たちは育児の辛さをよく理解していますので、しっかり話を聞いてくれます。場合によっては助けに来てくれることも。
親でも兄妹でも友達でも構いませんので、愚痴を吐いてください。小学生くらいの子どもがいる親たちは、小さな子どもを非常にかわいがる傾向にありますので、大きな子どもがいる知人がいる場合は遠慮無く相談してみましょう。

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自治体にヘルプを

「何もする気力がわかない、出かけることもできない」
自身の食事を用意できず、赤ちゃんが泣いていても抱っこすることすらできないという状態は危険です。心が助けを求めていますので、自治体の子育て支援課や保健師さんに連絡をとってください。とにかく辛くてもう限界という話をすれば、公的支援を案内してもらえます。
保健師が訪問してくれるサービスを提供している自治体もありますので、遠慮せずに連絡をとってみましょう。

まとめ

育児中の親はストレスフルです。疲れてしまうのは当たり前。我が子をかわいいと思えないことだって珍しくありません。
育児に疲れた場合は、自分を責めることなく育児も家事も手を抜きましょう。掃除や炊事をさぼってもいいんです。完璧を求めず適当に暮らすことも大切です。
そして、疲れたときは子どもから物理的に距離を置いて、少しでよいので自分の時間を確保しましょう。できれば、シッターさんや託児所に預けてリフレッシュしてください。頼れる人がいるなら、遠慮無く頼って助けてもらいましょう。

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