赤ちゃんとの旅行で気をつけたい5つのポイントと必需品チェックリスト

大人同士で行く旅行でも準備などが意外と大変な旅行。赤ちゃんや小さな子供がいる場合はなおさらです。
楽しみな反面、何を準備したらいいのか、何に気をつけたらいいのか、そもそも赤ちゃんって公共交通機関でどんな料金形態になるの?自治体のサポートは?など、いろんな疑問や不安が出てきますよね。
でも、せっかくの旅行ですから安全に楽しく過ごしたいもの。
この記事では、赤ちゃんと一緒に旅行に出かける予定があるあなたのために、気をつけるべきポイントや旅行に行く際に持っていきたい必需品をリスト形式で紹介していきたいと思います。
特に、赤ちゃんの旅行デビューを検討中の人にピッタリの内容となっています。それぞれのポイントを押さえてぜひ楽しく思い出に残る旅行を楽しんで下さいね!
旅行で気をつけるポイント1:旅行デビューはいつからが理想的?
「早く我が子を旅行に連れていきたい!」と意気込むあまり、まだ首も据わっていないような、生後1〜2ヶ月で旅行に行くのは控えたほうがいいでしょう。
何かしらの事情があって遠出の必要があるといった場合を除き、旅行デビューの最適な時期は下記の通りとなります。
日帰り旅行
宿泊を伴わない旅行のため、赤ちゃんの首が据わり出す3ヶ月目以降ほどがひとつの目安となります。赤ちゃんによってこの時期はそれぞれですので、実際の様子を見ながら時期を決めてみるのもいいでしょう。
首が据わってすぐの赤ちゃんも激しい揺れなどには敏感ですので、移動中は首元を固定できる枕などを用意しておくと安心です。
宿泊を伴う旅行
宿泊を伴う旅行の場合、首がしっかりと据わってくる生後4〜5ヶ月目からがよいでしょう。
宿泊先を選ぶ際、ベビーバスレンタルや赤ちゃんグッズが豊富に用意されているところを選ぶとより快適に旅を楽しめるはずです。中には、赤ちゃんと一緒のファミリー応援旅行プランなどを用意しているところもあります。
旅行代金が割引になったり、写真撮影の無料サービスがあったり、その他子育て世帯に嬉しい特典が用意されているところも多くあります。ぜひチェックしてみてくださいね!
旅行で気をつけるポイント2:車で移動するときの注意点
赤ちゃんとの旅行に行く場合、近場であれば車で行く場合が多いはず。移動時間が1時間ほどであればそこまで気をつけることはありませんが、2時間を超えるような旅路になる場合、いくつかの注意点があります。
注意点1:オムツや着替え、ミルクは余分に用意を
赤ちゃんは大人よりも環境変化に敏感です。いつもは2、3時間に一度くらいのオムツ交換も頻度が増えたり、ミルクが欲しくなって大泣きしてしまう機会が増えるなども大いに考えられます。いつもの外出よりも、多めにオムツやミルクを用意していくようにしましょう。
車の中でもオムツ交換をしやすいように、オムツ替えシートを持っておくと便利です。粉ミルク派の人は、魔法瓶にお湯を入れて持っていくのも忘れずに!ウェットティッシュも色んな場面で活躍しますよ。
注意点2:高速道を使う場合サービスエリアのチェックを!
高速道路での長時間移動をする場合、どこにどんなサービスエリアがあるかしっかりとチェックしておきましょう。赤ちゃんの急な体調変化はもちろんのこと、出産を終えたばかりで不安定な母親の体調に対応するためでもあります。
旅行で気をつけるポイント3:公共交通機関での注意点
飛行機や新幹線、バスでの移動になる場合、車と違い他にも乗客がいます。
「飛行機の中でぐずりだしたらどうしよう…」「バスの中でたくさんうんちをしたら臭いがこもって迷惑になるかも…」といった不安を抱えてしまいますよね。
そういった不安をお持ちの人はまず、公共交通機関を事前に味方につけておくという方法をおすすめします。
特に難しいことではありません。長時間移動を伴う公共交通機関での移動の際、事前に「乳幼児がいます」という旨を交通各社に伝えるだけでOK。
例えば飛行機であれば、乗り降りがしやすいように乳幼児連れのファミリーの優先搭乗がありますし、キャビンアテンダンドさんもすぐ対応できるよう配慮してくれます。長距離バス等の場合、バス会社によってはトイレに近い席に優先的に座席を取ってくれることも。
「交通機関にこういった設備はあるけれど、これはないのでこの準備をお願いします」といった風に丁寧に教えてくれるところもあります。
公共交通機関の赤ちゃん料金(参考)
赤ちゃんとの旅行。公共交通機関を使う場合、その料金も気になりますよね。
飛行機、新幹線、バスなどの料金は下記の通り。旅行資金計画にお役立てください。
- 飛行機
(国内線)膝の上なら満3歳まで無料
(国際線)膝の上なら満2歳まで無料 - 新幹線
乳幼児無料 - 長距離バス
乳幼児無料 ※バス会社により異なる
旅行で気をつけるポイント4:旅館やホテルを選ぶ際のポイント
赤ちゃんと旅行をする際、宿泊先選びはとっても大事!中には、赤ちゃんが快適に過ごすために様々な設備やグッズを用意してくれているところもあります。
旅館やホテルを選ぶ際のポイントを下記にまとめてみました。
ポイント1:赤ちゃんプラン、ウェルカムベビープランがある宿泊先が安心!
旅館やホテルの中には、赤ちゃん連れの旅行を歓迎しているところも多くあります。
内容は施設によって様々ですが、例えばベビーベッドやベビーチェア、絵本やおもちゃ、ベビーバス、おしり拭き、ベビーシャンプーなど赤ちゃん用の豊富なアメニティや、アレルギー対応離乳食など用意してくれるところもあります。
赤ちゃん用の席を用意してくれるのも助かりますよね。赤ちゃんの夜泣きが心配といったご家庭は、離れがある旅館などを優先して選ぶと周りも気にならずにいいかもしれません。
ポイント2:客室は畳やラグが敷かれている部屋がおすすめ
洋室の場合、部屋がすべてフローリングというケースもあると思います。まだ小さい赤ちゃんにとってフローリングはちょっと心配。
できれば畳部屋がある居室や、ラグが敷いてありクッション性の高い床になっているところを選ぶといいでしょう。
ポイント3:無料の貸し出しグッズがある
赤ちゃん用のグッズを無料で貸し出ししてくれるところも多くあります。旅行の前に事前にチェックしておくと、荷物も必要最小限に抑えることができるのでおすすめです。
前述したウェルカムベビープランを利用する際も、施設によってサービス内容や用意しているグッズが異なるので、しっかりと確認してくださいね。
旅行で気をつけるポイント5:母子の体調を万全に!
最も気をつけてほしいのが、赤ちゃんと母親の体調です。赤ちゃんはもちろんのこと、出産を終えたばかりの母体も体調が変わりやすく、不安定な一面があります。
宿泊先の近くに病院やクリニックがあるか、レジャー施設内の救護室はどこにあるか、薬や必要な備品を揃えているかなど、細かいですがチェックしておくといいでしょう。
もちろん、保険証や母子手帳は忘れないように持ち歩いてくださいね。
赤ちゃんとの旅行に持っていこう!必需品チェックリスト
小さな赤ちゃんとの旅行は用意するものもたくさん。最低限、これだけは持っていってほしい必需品リストと、持っていくと便利なものをリストにして紹介します。旅行に行く前に忘れずにチェックしましょう!
必需品
- 着替え
……汚れる可能性もあるので、日数分+予備として多めに。 - 紙オムツ・おしり拭き
……こちらもいつもの消費数より多めに。おしり拭きはトイレに流せるタイプのものだとなお便利。 - 母子手帳・保険証・お薬手帳・乳幼児医療証
……医療証は他都道府県では使用できないため、受診した場合は後日払い戻し申請をするなどしましょう。 - ベビーカー
……ないと困るベビーカーですが、旅行先で貸出サービスがある場合はそちらを利用しても。 - 抱っこひも・スリング
- ウェットティッシュ
……普通のティッシュよりも汚れを落とせるため持っておきましょう。ノンアルコールタイプを選べば赤ちゃんの手口を拭くこともできます。 - 除菌ジェル
- ビニール袋
……使用済みのオムツや汚れた衣類やちょっとしたゴミなどを入れるなど、バッグの中に数枚常備しておくとなにかと役立ちます。 - オムツ替えシート
- ベビーシャンプー・ベビーソープ
- 子ども用歯ブラシ
母乳育児の場合
- 授乳ケープ
粉ミルク育児の場合
- 粉ミルク
……スティックタイプや固形タイプ、または1回分ずつ小分けにしたものを持っていくと、かさばらずとても便利です。 - 哺乳瓶
……ガラス製より軽くて割れないプラスチック製を。赤ちゃんが吸い付いてくれるなら、使い捨てタイプの哺乳瓶を持っていくのもおすすめ! - 哺乳瓶洗浄グッズ
- 魔法瓶タイプの水筒、湯冷まし
- 電子レンジ除菌バッグ
……電子レンジさえあれば消毒でき、かさばらず繰り返し使用できるため旅行にはうってつけです。
離乳食育児の場合
- 離乳食・ベビーフード
- スプーン・食器
- 食事用エプロン
- マグ
あると便利なもの
- ジップ付きビニール袋
……使用済みオムツなどを入れてもにおいが漏れにくく快適。 - おねしょシート
- チェアベルト
……キッズチェアがないレストランなどで活躍します。 - お気に入りのおもちゃ・絵本
……特に公共機関での移動時に役立つはず。音の出ないおもちゃがいいでしょう。 - 雨具
……ベビーカーを利用する場合も雨除けカバーなどがあると安心。 - 日焼け止め
- 冷却シート
- 虫よけスプレー、日焼け止め
……夏の旅行ではやはりあると安心です。 - 防寒着
……冬だけでなく、気温が変動しやすい春や秋の旅行にも持っていくといいでしょう。
一覧にすると結構な量になってしまいますが、これだけあれば赤ちゃんとの旅行準備は万全です!
服だけでなく、オムツにも専用圧縮袋などを活用すれば荷物のかさをだいぶ減らすことができますし、必需品の中には宿泊先のアメニティとして用意されているものもあるので、チェックして荷物を調整しましょう。
また、あとで使うものをまとめて宿泊先に事前に配送してしまうのも、持参する荷物が少なくなり確実に楽になるのでおすすめです。
まとめ
赤ちゃんとの旅行について、5つのポイントと必需品リストをまとめました。色々と準備が大変に感じるかもしれませんが、これらポイントを押さえて旅行に行くと何かあったときも安心です。
準備万端で、一生の思い出に残る素敵な旅を楽しんでくださいね!